「以下を証する」という意味の「witnesseth」を英文契約書での使われ方を含めわかりやすく解説します

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「witnesseth」の意味

"witnesseth"は、証言する、誓う、証する、の意味の古語です。

"witness"が現在は使用されていますが、英文契約書では"witnesseth"も依然として使用されています。

「witnesseth」の英文契約書での使われ方

文法的に、witnessは動詞に当たります。

ですので、当然、主語と目的語が必要になります。

英文契約書では、"This AGREEMENT"が主語となり、witness以下が目的語となります。

これらの構成から、英文契約書は、一つの文章となります。

したがって、witnesseth を用いる場合は、主部が"This AGREEMENT is/was made ..."になることはありません。

下記の例文で一度ご確認頂ければと思います。

この"witnesseth"に続いて記載される"whereas"も英文契約書では重要となりますので、こちらでご確認ください。

◆英語の例文・書き方

This AGREEMENT made and entered into as of the 1st day December,1996 by and between ABC and XYZ,

WITNESSETH

WHEREAS, ABC ...; and

WHEREAS, XYZ ...;

NOW, THEREFORE,in consideration of the mutual agreement setforth herein,the parties hereto agree as follows

Article 1~

IN WITNESS WHEREOF,the parties hereto have caused this AGREEMENT to be executed by their duly authorized repre - sentatives as of the date first mentioned

◆日本語例文・読み方

本契約は、ABC とXYZとの間に1996年12月1日に締結され以下を証する。

ABCは…

XYZは…

よって、ここに記載された合意を約因として、本契約の当事者は、次の通り 合意する。

第1条~

以上の証として、両当事者は、正当な権限を有する代表者によって、冒頭記載の日付に本契約を締結させた。

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