ご自分で簡単にリーガルチェックするときの取引条件のチェックの仕方をわかりやすく解説します

英文契約書の作成・リーガルチェック・修正・翻訳を専門としている事務所です。

◆取引条件のチェックの仕方

英文契約書の取引条件のリーガルチェックのやり方は、その取引の過程を具体的に想起することから始まります。

これは、英文契約書では、「約因(consideration)」とよばれる対価関係のことです。

例えば、売買であれば、目的物と金銭の交換ですので、まずは、目的物が何か、その量、品質、引渡方法、引渡場所、時期のチェックが必要になります。

他方、金銭については、その額、支払方法、通貨、時期がチェックの対象になります。

目的物のチェックでは、価額の書き間違えに注意し、また、品質においては、品質検査の方法(inspection)は特に紛争が生じる蓋然性が高いので注意が必要です(商品の品質検査において、クレームが生じた場合に、その通知期間をいつにするかは特に重要なポイントと言えます。)。

国際売買契約書であれば、次のように具体的な取引条件を書き出して それぞれ確認していくと、チェック漏れを防ぐことができます。

  • ①製品の仕様 品質
  • ②数量
  • ③価格・通貨
  • ④支払方法
  • ⑤引渡場所・日時
  • ⑥製品の検査方法
  • ⑦船積条件
  • ⑧損害保険
  • では、次のページでは契約書が実際に実行可能なのかという大変重要なチェックについて解説いたします。

  • 英文契約書のリーガルチェック やり方(実行可能性)
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